第69回国際歯科研究学会日本部会総会・学術大会
大会長:西村 英紀
(九州大学歯学研究院口腔機能修復学講座歯周病学分野 教授)
第69回国際歯科研究学会日本部会(JADR)総会・学術大会の開催にあたって
2021年のJADR総会・学術大会は、福岡の地において10月24日、25日に開催予定としております。曜日が日曜日から月曜日にかけてという、若干変則的な日程となっておりますが、関係諸先生方ならびに大学院生をはじめとした若手研究者の方々のご参集を、心よりお待ち申し上げております。
さて、昨年来のコロナ禍において、我々歯科医学研究者は何を成しえたか、あるいは今後何を成すことで社会に貢献できるのか、自問自答されている先生方も多いのではないかと推察しております。このたびの大会では、この課題を皆様と一緒に考える機会にしたいと念じ、大会テーマを Re-defining the Mission of Dental Research towards Post-corona World とさせていただきました。
このテーマに沿った特別講演の演者として、前日本免疫学会理事長の清野宏先生にご登壇をお願いしております。最先端の免疫学の研究者としての提言に加え、歯科医師としての立場からも何らかのメッセージを発信いただけるものと期待しております。このほか、昨年から延期されておりました第1回日韓合同記念シンポジウムや、Japan-Originated Next Generation Biomedical Materials と Current Progress of Stem Cell Biology and Regenerative Medicine in Dental Scienceをテーマとしたシンポジウムを予定しております。再生や生体材料に関する最新の話題が提供できるものと考えております。
また、昨年から今里前会長の発案で始まりましたRising Scientist Sessionシンポジウムも継続開催する予定としております。
今のところ、現地開催を予定しておりますが、今後の成り行き次第で開催方式を変更する可能性もあります。どのような形式で開催するにせよ、皆様と一緒になって本大会をポストコロナ時代に向けて我々歯科医学研究者に課せられたミッションを再定義する機会にしたいと考えています。